亜鉛サプリの過剰摂取による副作用

亜鉛サプリの過剰摂取による副作用

鉄の吸収率低下

鉄の吸収率低下亜鉛は過剰に摂取すると鉄の吸収を阻害してしまいます。体に必要なミネラルは微妙なバランスで成り立っており、特定のミネラルだけを過剰摂取するのは勧められません。逆に鉄分が多ければ亜鉛の吸収量が減りやすくなるため、鉄・亜鉛・銅の摂取量は特定のミネラルだけが多くなり過ぎないように注意しましょう。
もし鉄の吸収率が低下すれば、次のような症状が現れやすくなります。

  • 動悸、めまい、頭痛
  • 皮膚や爪、髪のトラブル
  • 氷が食べたくなる

女性の場合は月に1回の生理で血液を失うため、3人に1人が貧血だともいわれています。亜鉛の過剰摂取で鉄分が吸収されにくくなれば、更に症状が強くなる可能性があります。時にはイライラが強くなるなど、神経症にも繋がってしまいます。そのほか疲労感が強い、抵抗力が弱るなど、日常生活にも影響を及ぼします。

 

銅の吸収率低下

サプリメントによる亜鉛の過剰摂取は、銅の吸収を阻害します。1日に必要な適量を摂取することが求められ、多く摂ったからといって効果が高まるわけではないのです。食事で十分な量の亜鉛が摂取できている方は、サプリメントを活用する際に注意しましょう。
体内の銅の量が減ると、貧血・白血球の減少・骨異常などの症状が現れます。更に症状が進めば頻度は少なめですが、成長の阻害・白髪・コレステロールや糖の異常・心疾患なども起こります。
銅は酵素を助ける働きがあり、鉄を取り込む補助となります。そのため銅が少なければ貧血が起こるわけです。更に様々な酵素にも影響を及ぼし、心筋の機能低下・神経伝達物質の合成が低下するなどの症状が出ることもあります。

 

急性亜鉛中毒

亜鉛は比較的毒性の弱いミネラルですが、一度に多量に摂取すると亜鉛中毒症となることがあります。通常の食事では亜鉛の過剰摂取はありえませんから、この症状はサプリメントで亜鉛単体を多く摂りすぎたときに起こります。
亜鉛中毒症の主な症状は、胃障害・めまい・吐き気などです。更に長期間過剰摂取を続けると、鉄や銅の吸収量が低下するため様々な症状を引き起こします。鉄や銅の欠乏による貧血・免疫力低下・神経症状・下痢・コレステロールの低下などです。亜鉛は免疫力アップに良いミネラルとはいっても、過剰摂取を長期間続けるのは逆効果になります。
また、サプリメントの過剰摂取以外にも、食品を保存する容器から亜鉛が溶け出し、その食品を食べることで亜鉛中毒となる例も見られています。賞味期限が切れた食品の容器の素材にも注意しましょう。